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エアコンクリーニングのおすすめの頻度と時期は?アンケート調査の結果
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エアコンクリーニングのおすすめの頻度と時期は?アンケートの調査結果

エアコンクリーニング(内部清掃)をせずに放置すると、汚れやカビがたまります。やがてニオイやカビの胞子が飛散し始め、電気の使用量も増えだしますので、内部清掃は重要です。

では、どれくらいの頻度で、いつ実施すればいいのでしょうか?疑問ですよね?—— そこで、私たちはアンケートを実施して、多くの人が実際におこなっている頻度や時期を調べました。

本稿では、その結果をもとにエアコンクリーニングの《頻度の目安》や《おすすめの時期》をご紹介します。エアコン内をキレイに保ちたい方は、ぜひ最後までチェックしてください。

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エアコンクリーニング(内部清掃)の頻度の目安は何年おき?

エアコンクリーニング(内部清掃)の頻度の目安は何年おき?

今回のアンケートの概要は、以下のとおりです。

  • 手法:WEBアンケートモニターを利用したインターネット調査
  • 調査期間:2024年10月22日~10月25日
  • 対象者条件:エアコンクリーニングを2回以上業者に依頼したことがある方
  • 有効回答数:213名
  • 調査機関:KJリサーチ

回答してくださった方の性別の内訳は、以下のとおりです。

  • 男性:131人(61.5%)
  • 女性:82人(38.5%)

年齢の内訳は、以下のとおりです。

  • 10代:0人(0.0%)
  • 20代:8人(3.8%)
  • 30代:19人(8.9%)
  • 40代:72人(33.8%)
  • 50代:78人(36.6%)
  • 60代以上:36人(16.9%)

それではさっそく、エアコンクリーニング(内部清掃)の頻度の目安からご紹介しましょう。目安となる年数を超えて実施されていない方は、エアコンクリーニングをご検討ください。

調査結果によると「1年に1回」が多数派

エアコンクリーニング頻度のアンケート調査

アンケート調査で「あなたの住居のエアコンについて、エアコンクリーニングを業者に依頼しているおおよその頻度を教えてください」と質問したところ、以下の回答を得ました。

  • 1年に2回以上:29人(13.6%)
  • 1年に1回程度:65人(30.5%)
  • 2年に1回程度:51人(23.9%)
  • 3~4年に1回程度:46人(21.6%)
  • 5年に1回以下:20人(9.4%)
  • その他:2人(0.9%)

エアコンクリーニングを2回以上実施したことがある方のうち、約7割が「2年に1回」より短い間隔でクリーニングを実施されているようです。

また、エアコンクリーニングの頻度に関して、以下の傾向が見られました。

  • 50代以上より、40代以下の方のほうが高頻度
  • 40代以下は、定期的に実施する人の割合が多い
  • 50代以上は、効きが悪くなってから実施する割合が多い

2年に1回以上クリーニングを実施する理由を自由回答で答えていただいたところ、以下のような回答が目立ちました。

  • 安心感があるので
  • 習慣になっているので
  • カビや汚れ、ニオイが気になり始めるので

なお、「エアコンが3台あるので毎年1台ずつ清掃している」のような方もおられました。

「1年に2回以上」が10%以上もおられますが、1年のあいだに2台のエアコンを1回ずつクリーニングしているようなケースもありえそうです。

目安は1~3年に1回(使用頻度や設置環境による)

アンケートでは「2年に1回」より早いペースでエアコンクリーニングを実施している方が多いと分かりました。では、実際にはどのくらいの頻度が適切なのでしょうか?

—— 私たちは《目安は1~3年に1回 (使用頻度や設置環境による)》が適切と考えています。

エアコンクリーニングが必要な理由は、おもにカビや汚れなどの蓄積です。これを取り除くのに、エアコンクリーニングの頻度の目安として、一般的に1~2年に1回がよいとされています。

しかし、機種や使用状況によって適切な頻度は変わります。たとえば、こんなところを考慮しなければなりません。

  • 昨今では、猛暑により冷房の使用時間が増えている
  • 抗菌・除菌・お掃除機能があるエアコンは、低めの頻度にできる

夏場に毎日連続で冷房を使用している場合は、1年に1回程度のクリーニングが推奨されます。しかし、抗菌・除菌・お掃除機能付きエアコンは、1年程度ではあまり汚れないケースもあるでしょう。

一方、設置環境の影響も大きいでしょう。たとえば、以下のようなご家庭も、1年に1回程度のクリーニングが推奨されます。

  • 喫煙者がいる (ヤニ汚れがエアコンに付着しやすい)
  • ペットがいる (毛や皮脂、ニオイ成分がエアコンに付着しやすい)
  • 台所近くにエアコンを設置している (油煙がエアコンに付着しやすい)

エアコンクリーニングの頻度の目安は「1~3年に1回」と考え、状況を見ながら適宜実施していただくことをおすすめします。

エアコンクリーニング(内部清掃)のおすすめの時期はいつ?

エアコンクリーニング(内部清掃)のおすすめの時期はいつ?

エアコンクリーニングは、いつごろ実施するのがいいのでしょうか?

つづいて、エアコンクリーニングの時期(タイミング)について解説しましょう。

調査結果によると「夏の前」が多数派

アンケート調査で「どのようなタイミングでエアコンクリーニングを業者に依頼していますか?」と質問したところ、以下の回答を得ました。

  • エアコンの稼働が増える「夏」の前:132人(62.0%)
  • エアコンの稼働が増える「冬」の前:36人(16.9%)
  • エアコンの稼働シーズンのあと:33人(15.5%)
  • 汚れが気になったとき:39人(18.3%)
  • ニオイが気になったとき:44人(20.7%)
  • エアコンの効きが悪いと感じたとき:33人(15.5%)
  • チラシや広告、ダイレクトメール等を見たとき:8人(3.8%)
  • その他:3人(1.4%)

クリーニングの時期は「夏の前」に実施する割合が突出して多いようです。「ニオイが気になったとき」「汚れが気になったとき」がそれに続きます。

エアコンは、冷房時にカビ臭を発することがあります。その不快さを予防あるいは解消するために、冷房シーズン前やニオイが気になったときにクリーニングする方が多いのではないでしょうか。

おすすめは春・秋・汚れやニオイが気になったとき

では、実際にはいつごろがエアコンクリーニングをするのによい時期なのでしょうか?

エアコンクリーニングに適した時期は、春(3~4月ごろ)と秋(10~11月ごろ)です。理由は簡単で、この時期はエアコンを使わないからです。

エアコンシーズン中にお掃除しようと思うと、掃除中はエアコンを止めねばなりません。その結果、夏であれば暑さを、冬であれば寒さを我慢することになります。

また、春や秋にエアコンクリーニングを実施すると、以下のようなメリットもあります。

  • 春:夏本番を迎える前にエアコン内部をお掃除することで、快適に夏を過ごせる
  • 秋:夏場にたまったカビや汚れを落とすことで、キレイな状態で冬を迎えられる

さらに、春や秋はエアコンクリーニングの需要が落ち着く閑散期であり、予約が取りやすくなります。割引やキャンペーンを実施する業者も増える傾向がありますので、お財布にも優しいです。

上述の時期意外でも、以下のような場合はエアコンクリーニングをご検討ください。

  • エアコンの効きが悪くなった
  • エアコンからカビくさい風が出てくる
  • 吹き出し口やルーバーに黒い点々(カビ)が見える

これらの症状は、エアコン内部が汚れているサインです。放置すると、健康被害やエアコンの故障につながる可能性があります。

一方、エアコンクリーニングの需要が高まる5~8月は、割引キャンペーンがなくなったり、予約が取りにくくなったりする傾向があります。

可能であれば、繁忙期を避けてエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめです。

エアコンクリーニングはしないほうが良い?しないとどうなる?

エアコンクリーニングをした感想グラフ

さて、エアコンクリーニングを実施した方は、どう感じているのでしょうか?満足されているのでしょうか?それとも、後悔されているのでしょうか?

つづいて、エアコンクリーニングの満足度をご紹介しましょう。

満足度は88.3%!しないよりは、したほうが良い

アンケート調査で「エアコンクリーニングを業者に依頼して、どう感じましたか?」と質問したところ、以下の回答を得ました。

  • 依頼してよかった:188人(88.3%)
  • どちらともいえない:23人(10.8%)
  • 依頼しなければよかった:2人(0.9%)

約9割の方が「依頼してよかった」と感じているようです。エアコンクリーニングをしてよかった理由を自由回答で聞いたところ、効果や心情に関するご意見が多く寄せられました。

効果に関する回答 効きがよくなった、カビくささがなくなった、風力が強くなった、アレルギー症状がおさまった、など
心情に関する回答 汚れを見せてくれた、スッキリした、安心できた、親切な対応だった、空気がキレイに感じる、など

エアコン内部を掃除しないと、さまざまな問題を生じる可能性があります (このあと、詳しくご紹介します)。

日常的には、冷房や除湿運転のあとに《内部クリーン機能》や《送風運転》を活用してエアコン内部を乾燥させ、カビの繁殖を抑制していただくとよいでしょう。

内部クリーン機能は、エアコン内部を乾燥させるための機能です。詳しくは、こちらをご覧ください。

エアコンの内部クリーン機能は意味ない?効果やデメリットを徹底解説

ただし、内部クリーンを活用していても、カビの繁殖を完全に止めることはできません。

できるだけクリーンな空気環境を維持したい場合は、定期的に《専門業者によるエアコンクリーニング》を実施していただくことをおすすめします。

汚れやニオイ、健康被害が発生する恐れがある

エアコンクリーニングを実施しないと、エアコン内部で、汚れやニオイの原因となるカビや細菌が繁殖します。その結果、健康被害が発生する恐れがあります。

夏場のエアコン内部は、冷房運転時に発生する結露により、カビや細菌が繁殖しやすい環境になっています。

フィルターやルーバーなどの目に見える部分だけでなく、熱交換器や送風ファンなど、分解しないと掃除できない部分にもカビや細菌が繁殖します。

エアコン内部がカビだらけになる原因は結露の放置 – 掃除方法を紹介

カビや細菌が繁殖すると、以下のような実害を生じる可能性が高まります。

  • 見た目が不快
  • カビくさい風が出てくる
  • 汗くさい、雑巾くさい風が出てくる
  • カビの胞子や菌糸が飛散する

飛散したカビの胞子も、危険です。吸い込み続けることで、以下のような健康被害につながる可能性があります。

  • アレルギー反応(咳、喉の痛み、喘息、アトピー性皮膚炎の悪化など)
  • 感染症(白癬、口腔カンジダ症、侵襲性肺アスペルギルス症、クリプトコッカス髄膜炎など)
  • カビ毒による中毒症状(肝臓がん、腎臓がん)
  • シックハウス症候群(頭痛、咳、湿疹、倦怠感、めまい、目がチカチカするなど)

とは言え、健康な方は過剰に心配する必要はありません。一方、呼吸器系の疾患やアレルギーのある方、免疫力が低下している方、乳幼児や高齢者は注意が必要です。

エアコンのカビは気にしすぎるな?放置して大丈夫?カビのリスクとは

電気代や買い替え頻度を増やしてしまう恐れがある

エアコン内部の掃除を怠ると、電気代やエアコンの買い替え頻度を増加させる可能性があります。

エアコン内部にカビやホコリが蓄積すると、空気の流れが悪くなり、冷暖房効率が低下します。効率が低下すると、エアコンは設定温度にするためにより多くの電力を消費し、電気代が上がるのです。

エアコン内部の汚れは、効率の低下による過負荷を招き、エアコンの寿命を縮める原因にもなります。しっかり、定期的にお掃除していただくことで、これらのリスクを下げられるでしょう。

まずは、エアフィルターのお掃除を欠かさないようにしてください。エアコンシーズン中は、2週間に1回程度、掃除機でホコリを吸い取ったり水洗いしたりしましょう。

エアコンフィルターのカビ取り、どうすればいい?掃除方法と予防策

エアコン内部のお掃除は、専門業者に依頼することをおすすめします。エアコンを分解し、専用の洗剤と機材を使って高圧洗浄してくれるため、自分では掃除できない部分までキレイになります。

市販の洗浄スプレーは、エアコンの故障や事故につながる可能性があるため、使用は控えるほうがよいでしょう。エアコンメーカーも、使用しないように案内しています。

エアコンの洗浄クリーニングにお掃除スプレーを使ってはいけない!?

おすすめのエアコンクリーニング業者の選び方

おすすめのエアコンクリーニング業者の選び方

最後に、おすすめのエアコンクリーニング業者の選び方をご紹介します。業者選びを間違えると、時間やお金がムダになってしまうこともありますので、ご注意ください。

これから業者を探される方は、ぜひ参考にしてください。

こんなエアコンクリーニング業者には注意しよう

まず、利用してみたものの「失敗した」と後悔されるケースをご紹介します。エアコンクリーニングでは、業者選びを間違えると、以下のトラブルが発生しがちです。

  • 掃除が不十分
  • 態度が悪い
  • 掃除後にエアコンが破損・故障した

いい加減な業者や技術力の低い業者に依頼してしまうと、仕上がりに満足できない場合があります。口コミ等で掃除の質を確認したり、ホームページ等で営業年数をチェックしたりしましょう。

相談時の態度が悪い業者も、おすすめしません。往々にして、態度が悪い業者は作業も雑な傾向があります。業者にいろいろな質問を投げかけ、受け答えをチェックしてみてください。

掃除後にエアコンが破損・故障するのも、困りますよね。とは言え、完全に故障や破損を防ぐのは困難です。ですから、損害賠償保険に加入しているかどうかを確認しておきましょう。

エアコンクリーニングの失敗例4選 – 業者の選び方や注意点を紹介

インターネットを活用して情報収集しよう

インターネット上には、業者選びに必要な情報が豊富に存在します。たとえば、口コミや業者の公式サイトの情報が参考になるでしょう。

口コミ 実際にサービスを利用した方の口コミを参考に、業者の評判や対応、サービスの質などを確認。ただし、信憑性を見極める必要があるので、複数のサイトを参考にする。
公式 各業者の公式サイトでは、サービス内容や料金体系、スタッフ紹介、施工事例、お客さまの声などを確認できる。営業年数や年間実績台数、対応エリアなども確認できる。

ただし、インターネットで情報を収集する際には、情報源の信頼性を確認することが重要です。口コミも、アルバイトを雇って書き込ませているケースがあります。

ひとつの情報をうのみにせず、複数の情報源を参考にして判断してください。

なお、近年では業者を装って家に侵入する犯罪が増えているようです。エアコンクリーニングに限らず、見知らぬ業者の訪問や飛び込み営業は対応しないほうが安心です。

価格・対応・サービス内容・保険をチェックしよう

エアコンクリーニングを依頼する際、価格・対応・サービス内容・保険をチェックすることが非常に大切です。

価格

価格は基本料金だけでなく、追加料金が発生するケースや、諸経費の有無などを事前に確認しておきましょう。業者から聞いた内容は、しっかりメモしておいてください。

相場と比較することも、大切です。複数の業者の料金を比較し、相場を把握しましょう。サービス内容や対応なども比較してください。

極端に料金設定が安い業者には、注意が必要です。安さだけで選ぶと、作業の質が低かったり、追加料金が発生したりする可能性があります。

対応

業者の説明は、丁寧で分かりやすかったでしょうか?質問に対して、誠実に答えてくれたでしょうか?疑問点や不安な点を質問して、対応の質を確認してください。

見積もり内容の説明も、よく聞いてください。見積もりの内容を分かりやすく説明してくれる業者は、お客さまの立場を理解している可能性が高いでしょう。

一方、説明があいまいで、説得してくるような業者はご注意ください。身だしなみや言葉遣いなど、接客態度もよくチェックしてください。

サービス内容

エアコンクリーニングでは一般的にフィルターや熱交換器、送風ファン、ドレンパンなどを清掃します。しかし、業者によってお掃除箇所が異なる場合がありますので、よく確認してください。

使用する洗剤も、チェックしておきましょう。健康や環境への影響を考慮して《エコ洗剤》を使用している業者を選ぶと安心です。

作業時間や、オプション(追加)サービスも聞いておきましょう。たとえば、防カビ・抗菌コートなど、必要な場合は料金や効果などを事前に確認しておいてください。

エアコンの防カビ・抗菌コートは必要か?特徴や効果について徹底解説

保険

万が一、作業中にエアコンや家財に損害を与えてしまった場合に備え、損害保険に加入している業者を選ぶと安心です。保険の内容や補償範囲も、確認しておきましょう。

あわせて、養生の有無も聞いておきましょう。養生とは、壁や床、家具などを汚さないように手当をする作業のことです。養生がしっかりしている業者なら、さらに安心です。

まとめ:エアコンクリーニング(内部清掃)の頻度の目安は?

エアコンクリーニング(内部清掃)の頻度の目安は?

エアコンクリーニングの頻度やタイミングについて、アンケート調査を実施しました。その結果から「2年に1回」より短い間隔で、「夏の前」にクリーニングを実施されている方が多いと分かりました。

とは言え、近年ではエアコンの抗菌・除菌性能が向上しています。また、猛暑により夏の使用時間が長くなっています。各ご家庭に設置されている機種や使用状況、環境を考慮する必要があるでしょう。

私たちは、1~3年に1回を目安に、ニオイや汚れを確認しながら春か秋にクリーニングを実施していただくことをおすすめしています。この頻度なら、エアコンにも家計にも優しいですよ。

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