
エアコンのフィルター掃除って、ちょっと面倒ですよね。外して洗って乾かして、気づけば小一時間。そんな負担を軽減してくれるのが「自動お掃除機能付きエアコン」です。
ただし、注意点もあります。じつは、多くの機種では、自動でお掃除できるのはフィルターのホコリだけ。エアコン内部には汚れが溜まっていくため、完全に掃除いらずにはなりません。
本稿では、自動お掃除機能付きエアコンの仕組みと見分け方、メリットとデメリットを解説。必要なお手入れも、エアコンクリーニングの現場目線でわかりやすく解説します。
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お掃除機能付きエアコンとは?自動お掃除の仕組み
自動お掃除機能付きエアコンとは、フィルターについたホコリを自動で取り除いてくれるエアコンのことです。
機能の呼び方は、メーカーによって異なります。
- DAIKIN:フィルター自動お掃除
- Panasonic:フィルターお掃除ロボット
- 三菱電機:フィルターおそうじメカ
- 日立:自動クリーン運転(フィルター自動お掃除)
ここではまず、自動お掃除機能が何を掃除しているのか、そして混同されやすい「内部クリーン機能」との違いを整理します。
何を掃除している?(フィルターのホコリ→ダストボックス)

一般的な自動お掃除機能が掃除してくれるのは、エアコンのフィルターに溜まったホコリです(高級機種の中には、熱交換器や送風ファンのお掃除機能が付いているものもあります)。
作動のしかたには自動と手動があり、時刻を指定できる機種もあります。掃除にかかる時間は機種によって異なりますが、おおよそ10~60分が目安です。
自動お掃除機能の仕組み
エアコンは部屋の空気を吸い込み、熱交換器(アルミフィン)で温度を調整して、ファンを使って再び部屋に送り出しています。その吸い込み口でホコリをキャッチするのがフィルターです。
お掃除機能付きエアコンは、運転が終わるたびに内蔵のブラシがフィルター表面を往復し、付着したホコリをかき取ります(フィルター自体が回転してホコリを落とすタイプもあります)。
一方で、熱交換器やファンにも時間とともに汚れやホコリが付着しますので、定期的にクリーニングすることが推奨されます。
ダストボックスのホコリ除去が別途必要
フィルターからかき取ったホコリは、本体内の「ダストボックス」という小さな容器に溜まっていきます。手動で捨てるタイプなら、別途自分で除去する必要があります。
また、フィルターの掃除もまったく不要になるわけではありません。自動お掃除機能で取り切れないゴミや、油分によるベタつきを、2~3か月に1回程度の頻度で洗い流します。
それに対して、お掃除機能のない機種は、「2週間に1回」程度の頻度でフィルター清掃が必要です。たとえば、7~9月に冷房をフル稼働した場合、お掃除の回数は以下のようになります。
- 自動お掃除機能付きエアコン:1~2回
- 自動お掃除機能なしエアコン:6~7回
これだけお掃除回数が減るなら、高齢者や足腰の弱い方、あるいは高所での作業が難しい方にとっては嬉しい機能と言えるのではないでしょうか。
内部クリーン機能との違い

近年の一般的なエアコンには、内部クリーン機能が備わっています。これは、お掃除機能とはまったく別物。ホコリを取る機能ではなく、エアコン内部を乾かしてカビを防ぐ機能です。
「内部クリーンが付いているから、うちはお掃除機能付きだ」と思っている方は少なくありません。しかし、この2つは目的が異なるので注意してください。
関連:エアコンの内部クリーン機能は意味ない?効果やデメリットを徹底解説
内部クリーンでは、冷房や除湿運転のあと、送風や弱い暖房を使って湿ったエアコン内部を乾燥させます。カビは湿気を好むため、内部を乾かすことで繁殖を抑えるのが狙いです。
ですから、内部クリーンでホコリを取り除くことはできません。作動時間も、お掃除機能が10~60分ほどなのに対して、内部クリーンは1~3時間ほどと長めです。
名前がまぎらわしいのですが、多くの機種では、どちらも「自動モード」にしておけばエアコンが必要なほうを判断して作動させてくれます。
自動お掃除機能付きエアコンのメリットとデメリット
お掃除機能付きエアコンには、手間が減る明確なメリットがある一方で、価格や故障、クリーニング費用といった注意点もあります。
購入や買い替えで迷っている方のために、まずは注意点からお伝えします。
デメリット:本体価格が高い・故障リスク・クリーニング料金が高い

おもなデメリットは
- 本体価格が高くなること
- 故障のリスクが上がること
- クリーニング料金が高くなりやすいこと
以上の3つです。順番に見ていきましょう。
1.本体価格が高くなる
お掃除ユニットが追加される分、同じグレードでも、お掃除機能なしのモデルよりおよそ2~5万円程度高くなる傾向があります(時期や機種によって変わります)。
そのため、「お掃除機能なしの機種を買って、2~3年に1回くらいのペースでプロにクリーニングしてもらうほうがいい」と考える方もいます。
2.故障のリスクが上がる
お掃除機能付きエアコンには、ブラシやモーターといった稼働部品が多く、配線やセンサーも複雑になります。
部品が増えれば、その分だけ不具合が起きうる箇所も増えます。そのため、シンプルな機種にくらべると、故障のリスクはどうしても高くなりやすいです。
3.クリーニング料金が高くなりやすい
お掃除機能付きエアコンのクリーニングをおこなう際、お掃除ユニットや配線を一度取り外してから作業する必要があり、手間と時間がかかります。
そのため料金は、お掃除機能なしより高くなるのが一般的です。弊社が営業活動をおこなっている神奈川県での、料金の目安をご紹介しましょう。
- お掃除機能なし:10,000~15,000円/1台
- お掃除機能あり:15,000~25,000円/1台
なお、クリーニング料金は機種・設置状況・業者によって異なります。また、構造が複雑なため、お掃除機能付きの洗浄に対応していない業者もあります。
メリット:フィルター掃除の手間減・省エネ・電気代節約

自動お掃除機能付きエアコンの最大のメリットは、面倒なフィルター掃除の手間を大きく減らせることです。そしてそれが、電気代の節約にもつながります。
1.フィルター掃除の手間を大きく減らせる
エアコンのフィルターは、シーズン中は2週間に1回ほど掃除するのが理想とされます。ですが実際には、つい後回しにしがちです。
お掃除機能付きなら運転のたびに自動でホコリをかき取ってくれるので、手動の掃除は2~3か月に1回ほどで済みます。
冷房をフル稼働させる夏場でも、手動掃除がシーズン中1~2回に減るイメージです。忙しい方や、高い位置のエアコンを掃除するのが大変な方には大きな助けになります。
2.省エネや電気代の節約につながる
フィルターがホコリで目詰まりすると、エアコンは余計な力で空気を吸い込もうとして、電気を多く使います。
フィルターが自動できれいに保たれていれば、無駄な電力消費を抑えられ、電気代の節約と冷暖房の効きの安定につながります。
わが家のはどっち?自動お掃除機能付きエアコンの見分け方

自宅のエアコンがお掃除機能付きかどうかは、リモコン・本体の厚み・ダストボックス・型番の4つで見分けられます。1つずつ確認してみましょう。
リモコンの表示
ボタンや画面に「フィルター掃除」や「手動掃除」などの表示があれば、お掃除機能付きの可能性が高いです。ただし「内部クリーン」は別機能なので、混同しないよう注意しましょう。
本体の奥行き・厚み
自動お掃除機能付きエアコンは、お掃除ユニットを収めるぶん本体が厚く、奥行があります。反対にすっきり薄型のものは、お掃除機能なしの可能性が高いです。
ダストボックスの有無
前面カバーを開けて、ホコリをためるダストボックスが付いていれば、お掃除機能付きです。フィルターが簡単に外せず、ロックがかかっている場合もあります。
型番・説明書
一番確実なのは、説明書で確認したり、型番をメーカーの公式サイトで調べたりする方法です。呼び名はメーカーによって異なりますので、検索時はご注意ください。
ダイキンは「フィルター自動お掃除」、パナソニックは「フィルターお掃除ロボット」、三菱電機は「フィルターおそうじメカ」、日立は「自動クリーン運転」などと呼ばれます。
自動お掃除機能付きエアコンでも掃除・クリーニングが必要な理由

お掃除機能付きエアコンでも、内部にはゴミとホコリ、そしてカビがたまります。だからこそ、定期的なお手入れとプロのクリーニングが欠かせません。
自動お掃除機能が担当するのは、あくまでフィルターまで。その奥にある熱交換器や送風ファンには、フィルターをすり抜けた細かなホコリが少しずつ溜まっていきます。
しかもエアコン内部は、冷房や除湿のたびに結露が生じて湿気がこもります。そこに「ホコリ」という栄養が供給されるため、カビにとっては絶好のすみかになるのです。
内部にカビやホコリがたまると、次のような不調が現れます。
- エアコンをつけると、カビくさいニオイがする
- 風の通り道がふさがれて冷暖房の効きが落ち、電気代が上がる
- カビの胞子が風にのって部屋に広がり、健康の害になることがある
これは、歯みがきと歯石の関係に似ています。毎日ていねいに歯をみがいても、隙間にたまった歯石は歯科でないと取れません。
同じように、フィルターを自動でお掃除しても、内部にこびりついたカビは自分では落とせないのです。
ニオイが気になってきたら、内部にカビが育ってきたサイン。プロによる分解洗浄を検討するタイミングといえます。
自動お掃除機能付きエアコンのよくある疑問
最後に、お掃除機能付きエアコンについてよく寄せられる疑問にお答えします。「自分でクリーニングできる?」「プロに頼む意味は?」「頻度は?」の3つを見ていきましょう。
自分でクリーニングできる?

フィルターやダストボックス、本体の外側までは自分で掃除できます。ただし、内部の分解洗浄は自分でおこなわないほうが良いでしょう。
自分でできるのは、次の範囲です。
- ダストボックスのホコリを捨てて水洗いする
- フィルターを外して掃除機や水洗いでホコリを落とす
- 前面パネルや吹き出し口、ルーバーを固くしぼった布で拭く
ここまでは、取扱説明書の手順に沿えば無理なくおこなえます。
一方で、熱交換器やファンの分解洗浄はおすすめしません。市販の洗浄スプレーも、洗剤が内部に残ってカビの栄養になったり、電装部品にかかって故障や発火の原因になったりする恐れがあります。
関連:エアコンクリーニングに市販のお掃除スプレーを使ってはいけない?
お掃除機能付きは構造が複雑なため、無理に分解すると元に戻せなくなり、メーカーの保証対象外になることもあります。
プロに頼むメリットは?

プロに頼む最大のメリットは、自分では手の届かない熱交換器やファンを、分解して丸ごと洗浄してもらえることです。
プロのエアコンクリーニングでは、お掃除ユニットやカバーを取り外し、専用の洗剤と高圧洗浄機で内部のカビ・ホコリを一気に洗い流します。
ニオイの元から取り除けるので、掃除のあとは風のニオイがすっきり変わります。冷暖房の効きが戻り、電気代の節約にも貢献します。
関連:汚れを落とすだけじゃない。家族の安心まで届ける洗浄の話
ただし、お掃除機能付きエアコンは分解の手間がかかります。そのため、料金が高めで、対応していない業者もあります。
だからこそ、お掃除機能付きの洗浄実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。
私たちハウスエイトは、神奈川・横浜を中心に年間1,000台以上のエアコンを洗浄してきました。
お掃除機能付きエアコンにも対応しており、赤ちゃんやペットのいるご家庭にも配慮したエコ洗剤を使っています。ニオイや汚れが気になる方は、無料お見積りからお気軽にご相談ください。
クリーニングの適切な頻度は?

エアコンクリーニングは、1~3年に1回が目安です。使う頻度や置かれた環境によって前後します。
リビングなど毎日使うエアコン、キッチンの近く、喫煙者やペットがいるご家庭では、汚れやすいため1年に1回ほどのペースが安心です。あまり使わないお部屋なら、数年に1回でもよいでしょう。
カビ臭がする、吹き出し口の奥に黒いカビが見える、エアコンの効きが悪くなったと感じる⸺こうしたサインが出たら、年数に関わらずクリーニングのタイミングです。
時期としては、冷房を本格的に使う前の春や、暖房前の秋がおすすめです。真夏や真冬は業者も混み合うため、少し早めに動くと、エアコンシーズンを気持ちよく迎えられます。
まとめ:自動お掃除機能付きエアコンとは

自動お掃除機能付きエアコンとは、フィルターのホコリを自動で取り除いてくれる便利なエアコンです。
フィルター掃除の手間を減らせる一方で、掃除してくれるのはフィルターまで。内部の熱交換器やファンには、ホコリとカビが溜まっていきます。
「お掃除機能付き=掃除いらない」ではなく、「フィルター掃除がぐっとラクになるエアコン」と考えるのが正解です。
ダストボックスのゴミ捨てや、数年に1回のプロのクリーニングは、きれいな空気を保つために欠かせません。エアコンのニオイや汚れが気になったら、それはクリーニング時期のサインです。
ハウスエイトは神奈川・横浜エリアで、お掃除機能付きエアコンのクリーニングにも対応しています。まずは無料お見積りから、お気軽にご相談ください。
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ハウスエイトの
エアコンクリーニング紹介
この記事の監修者
株式会社my connect(ハウスエイト)代表取締役
平成26年にハウスエイトを設立。横浜市・藤沢市を中心に神奈川県全域で、ハウスクリーニング・エアコンクリーニングサービスを提供しています。
エアコンクリーニング累計1万台以上の施工実績をもとに、サービス設計・品質管理・スタッフ教育の統括を担当。現場作業の技術や対応品質を均一化するための仕組みづくりに取り組んでいます。
エアコンのカビや臭い、水回りの汚れについては、施工データや現場報告をもとに原因を分析し、サービス改善や研修内容に反映。安定した品質の提供を追求しています。
また、宅地建物取引士の資格を活かし、「建物の価値を長く保つ」という視点から適切なメンテナンス方法を提案。安全な洗剤の使用や明朗会計にもこだわり、初めての方でも安心して依頼できるサービスづくりを行っています。
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