「エアコンの効きが悪い」「なんだかニオイが気になる」⸺ そんなとき、エアコンクリーニングを検討する方が多いです。でも「本当に必要?」「お金のムダでは?」と迷う声もよく聞きます。
実際、専門業者によるクリーニングには一定の費用がかかります。実施してから「やっぱり、やるんじゃなかった」と後悔しないためには、その効果や必要性を冷静に見極める姿勢が欠かせません。
本稿では、エアコンクリーニングのメリット・デメリットを丁寧に解説し、定期的にやるべきかどうかの判断材料をご提供します。今すぐクリーニングすべきかどうか、見極めていきましょう。
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エアコンクリーニングは必要か?定期的にやるべきか?
SNS等で「エアコンクリーニングは意味がない」という意見を見かけます。一方で、多くの専門家からは「エアコンクリーニングには多くのメリットがある」と指摘されています。
実際のところ、どうなのでしょうか?
エアコンクリーニングは意味ない?しないとどうなる?
SNS等で「エアコンクリーニングは意味ない」と言われる主な理由は、以下の2点に集約されます。
- 余分なコストがかかる
- 故障リスクが上がる
たしかに、エアコンクリーニングには上述の指摘のような側面があります。気になる方は、実施しないほうが無難です。
一方で、上述の指摘はエアコンクリーニングの一面のみを捉えているとも言えます。もう少し多面的に見ることで、より自分にピッタリの選択ができるようになります。
余分なコストがかかる?
プロに依頼すると、安くない費用がかかります。「その費用以上の価値があるのかどうか」が、ここでのポイントになります。
エアコンクリーニングを実施すると、以下のコスト削減効果が期待できます。
- お掃除によって消費電力を削減できる
- 本体寿命(買換スパン)の長期化も期待できる
- 空気がキレイになると健康の維持(医療費低減)にも役立つ
これらのコスト削減効果と実際のクリーニング費用を天びんにかけて、実施するかどうかを判断するとよいでしょう。
》エアコンクリーニング、しないほうが良い?実施するデメリットとは
故障リスクが上がる?
また、「クリーニング後に故障した」「エアコンの調子が悪くなった」という人もいます。これは、以下の2点を守ればある程度防ぐことが可能です。
- 市販の洗浄スプレーの使用を避ける
- しっかりエアコンクリーニング業者を選定する
市販の洗浄スプレーは、故障の原因になる場合があります。実際、エアコンメーカーは市販の洗浄スプレーの使用を控えるように注意喚起しています。
詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
》エアコンの洗浄クリーニングにお掃除スプレーを使ってはいけない!?
また、プロの業者であっても、お掃除中にエアコンを故障させる可能性はゼロではありません。そのような事態を避けるために、できるだけ技術力の高い業者を選定することが大切です。
業者の技術力については、実績や保有資格、口コミなどが参考になります。故障や事故に備えて損害賠償保険に加入している業者なら、さらに安心です。
エアコンクリーニングをしないとどうなる?
では、エアコンクリーニングをしないとどうなるのでしょうか?
実際「10年間クリーニングしてないけど、問題ない」という方もおられるでしょう。クリーニングしなくても、何も起こらないのでしょうか?
⸺ エアコンクリーニングを怠ると、以下のようなさまざまな問題が静かに進行する可能性があります。
- 健康被害のリスク増大
- 嫌なニオイの発生
- 冷暖房効果の低下
- 電気代の増加
- 本体寿命の短縮
汚れたエアコンを運転すると、カビの胞子や雑菌、ホコリなどが室内にまき散らされます。これらを吸い込むことで、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などの健康被害を引き起こす可能性があります。
》エアコンのカビは気にしすぎるな?放置して大丈夫?カビのリスクとは
エアコン内にホコリや汚れが溜まると、空気の通りが悪くなり、エアコンの運転効率が低下します。その結果、設定温度に達するのに余分なエネルギーが必要となり、電気代が高くなります。
常に負荷がかかった状態で運転を続けることで、エアコン本体の寿命を縮めてしまう可能性もあります。このような問題は見えないところで進行し、家計の負担増という形で露見します。
お掃除機能付きのエアコンはクリーニングしないほうがよい?
お掃除機能付きのエアコンなら、クリーニングをしなくても済むのでしょうか?
「お掃除機能付きのエアコンだからクリーニングは不要」という考えは誤解です。お掃除機能付きエアコンでも、クリーニングは必要です。
》エアコンの自動お掃除機能は必要か?プロがメリットとデメリットを解説
お掃除機能付きエアコンの「お掃除機能」は、主にエアフィルターのホコリを自動で除去するものです。この機能によりフィルターの目詰まりが軽減され、手動でのお掃除の頻度が減ります。
しかし、この機能には限界があります。掃除できる範囲が限られているのです。たとえば、エアコン内部の以下のパーツは、別途お掃除が必要です。
- 熱交換器(アルミフィン)
- 送風ファン
- 送風口
- ドレンパン
上述のパーツは、カビやホコリが蓄積しやすい部分です。しかし、一般的な「お掃除機能」では、このようなパーツのお掃除はできません。
また、エアフィルターに付着した油分を含んだホコリや頑固な汚れも除去できません。キッチンに近い場所や喫煙者がいるご家庭では、そのようなホコリや汚れがフィルターに付着しやすくなります。
内部の汚れや油分を含んだホコリを除去するために、2~3年に1回程度を目安に、専門業者に依頼して分解洗浄してもらうことをおすすめします。
エアコンを10年掃除してないけど不都合なし!クリーニングすべき?
10年間クリーニングを実施せず、とくに不都合を感じていないとしたら、素晴らしいです。エアコンの使い方や、設置環境がよいのかもしれません。
クリーニングしていないエアコンのリスク
しかし、エアコンの内部にはホコリやカビ、雑菌が蓄積していて、運転時に飛散させている可能性が極めて高いです。
カビや雑菌はあらゆる場所に付着して、条件が整えば必ず繁殖します。家族は家の空気に慣れていても、来客は不快なニオイ等を感じているかもしれません。
また、エアコン効率の低下により、おそらく本来よりも高い電気代を支払っているでしょう。10年分のロスは決して小さくありません。
古いエアコンは様子を見るのもひとつの方法
10年間クリーニングを実施していないなら、健康や電気代の観点で考えると、今からでも実施すべきです。
ただし、製造中止から10年以上経っているエアコンなら、そのまま様子を見たほうがいいかもしれません。理由は以下のとおりです。
- 経年劣化で壊れやすくなっている
- メーカーが交換部品を保有していない可能性が高い
メーカーが部品を保有していない場合、万が一故障したときに直せません。そのため、業者によってはクリーニングを受けてくれないケースもあります。
古いエアコンは、自分でできるお手入れにとどめ、分解洗浄等のクリーニングは実施しないほうが無難かもしれません。クリーニングしたい場合は、製造年を業者に伝えて相談してください。
定期的にやるべきエアコンクリーニングとは?必要・不要の見分け方
定期的にやるべきお掃除は、フィルター清掃です。必要・不要を見分ける必要はなく、エアコンシーズン中は2週間に1度くらいの頻度でお掃除していただくとよいでしょう。
一方、「エアコンをつけるとカビ臭い」「咳が出る」といった症状が出ている場合は、専門業者にクリーニングを依頼するタイミングです。
自分でできるお掃除とおすすめの頻度
自分でできるエアコンのお掃除は、エアフィルターや外装カバーのホコリを取り除く《日常のお手入れ》程度です。
しかし、このお手入れがバカになりません。しっかり実施することで、電気代の低減やカビ・雑菌の抑制に寄与します。
主に以下の3箇所を自分でお掃除していただくとよいでしょう。
- エアフィルター:2週間に1回(使用頻度や環境による)
- ルーバー (吹き出し口の羽根):1~2か月に1回
- エアコン本体のカバー:1~2か月に1回
繰り返しになりますが、エアコン洗浄スプレーは避けていただくほうが無難です。残留成分が火災につながった事例もあります。
参考:日本経済新聞「エアコン洗浄があだとなり火災 なぜ起こるか」
プロに依頼すべきクリーニングと依頼に適したタイミング
エアコンの内部には、日常のお手入れだけでは落としきれないホコリや汚れ、カビなどが蓄積します。専門業者にエアコンクリーニングを依頼していただくと、そのような異物を除去できます。
手の届かない内部の汚れを除去したい方は、専門業者にクリーニングをご依頼ください。
プロのクリーニングの特徴
プロのエアコンクリーニングは、家庭ではできない徹底的な分解洗浄をおこないます。その特徴は、以下のとおりです。
- エアコンの取り外せるパーツを外し、奥にある熱交換器や送風ファン、ドレンパンなどを露出させて洗浄する
- パーツにこびりついたカビやホコリ、油汚れなどを、専用の洗剤と高圧洗浄機を用いて徹底的に洗い流す
《完全分解洗浄》を提供する業者もあります。これは、通常の分解洗浄よりもさらに多くの部品を取り外して洗浄する、より徹底したクリーニング方法です。
料金が高くなり、作業時間も数日かかりますが、ご興味がある方は完全分解洗浄業者を探してみてください。
プロに依頼すべきタイミング
クリーニングを依頼すべきタイミングは、エアコンの状態や使用頻度、ご家庭の状況によって異なります。目安としては、以下の頻度で実施するケースが多いでしょう。
- 一般的な目安:1~3年に1回
- 使用頻度が多い場合:1~2年に1回
- お掃除機能付きエアコン:2~3年に1回
以下のようなサインからタイミングを判断する方法もあります。
- 吹き出す風から嫌なニオイがする
- 吹き出し口から奥をのぞくと黒い斑点(カビ)が見える
- 冷暖房の効きが悪くなった
- 電気代が高くなった
- 異音がする
- 水漏れが発生している
エアコンをつけたときに次のような症状が出る場合は、カビや雑菌の繁殖が疑われます。クリーニングを検討するよいタイミングです。
- 喉がイガイガする
- 目がかゆくなる
- 鼻水が出る
- くしゃみが出る
- 咳が出る
これらのタイミングを目安として、計画的にエアコンクリーニングを依頼し、快適で健康的な室内環境を保ちましょう。
エアコンクリーニング業者選びのポイント
「エアコンクリーニングを依頼してみようかな」と思った方のために、エアコンクリーニング業者選びのポイントをご紹介します。
業者を探す際、以下の3つをチェックしてみてください。
- 料金とサービス内容の明瞭さ
- 損害賠償保険への加入の有無
- 口コミと評判
順番に詳しく解説します。
料金とサービス内容の明瞭さ
エアコンクリーニング業者を選ぶうえで、料金とサービス内容の明瞭さは非常に重要なポイントです。これらが不明瞭な業者は、トラブルにつながる可能性が高いため、避けるべきです。
料金とサービスのチェックポイント
たとえば「基本料金は安かったのに、作業後に高額な追加料金を請求された」というトラブルが少なくありません。基本料金以外に必要な費用を、よく確認しておくと安心です。
確認すべきポイントの例をあげてみましょう。
- 見積もりは無料か
- 出張費や駐車場代が必要か
- 汚れの程度によって金額が変わるか
- 高所作業料はかかるか
- オプションサービスの種類と料金
また、サービス内容も確認しておきたいところです。
とくに、どこまで掃除してくれるのかが明確でないと「期待していた範囲までクリーニングされていない」という不満につながる恐れがあります。
しっかり養生してから高圧洗浄をおこなうか、人体や環境に配慮した洗剤を使用しているかなど、具体的な作業内容についても確認しておくと安心です。
価格やサービス内容が適正かどうか確認する方法
価格やサービス内容をチェックする際、相見積もりが有効です。複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することで、各業者の長所・短所を把握しやすくなります。
たとえば、安過ぎる業者は、手抜き工事や追加請求のリスクが潜んでいるかもしれません。
損害賠償保険への加入の有無
損害賠償保険への加入の有無は、非常に重要です。料金やサービス内容の明瞭さと同等、あるいはそれ以上に重要な確認事項です。
エアコンクリーニングは、以下のようなリスクをともないます。
- 作業中に、エアコン内部の部品を破損させてしまう
- 高圧洗浄の際、誤って電気部品に水がかかり、エアコンが故障してしまう
- クリーニング作業が引き金となって不具合が発生する
- 洗浄中に汚水が飛び散り、壁や床、家具などを汚損・破損させてしまう
- 高圧洗浄の際、水圧で壁紙などが剥がれてしまう
- 作業員が移動する際に、誤って家の中の物を壊してしまう
上述のトラブルは、クリーニング作業に慣れたプロであってもゼロにできません。
もしも、損害賠償保険に加入していない業者に依頼して上記のようなトラブルが発生した場合、以下の問題を生じる恐れがあります。
- 業者に支払い能力がない場合、お客さま自身で修理費用を負担しなければならなくなる
- 業者との交渉が進まない場合、法的な手段に訴える必要が生じ、多大な時間と精神的負担がかかる
- 最悪の場合、業者と連絡が取れなくなり、泣き寝入りせざるを得ない事態に陥る
損害賠償保険に加入している業者は、万が一の事故に備える意識が高く、顧客への責任感も高いと判断できます。
見積もりやお問い合わせの際に、直接「損害賠償保険に加入していますか?」と尋ねてみましょう。業者の公式Webサイトに記載されている場合もあります。
口コミと評判
実際にその業者を利用した人の生の声は、サービスの質や対応の良し悪しを知るための貴重な情報源となります。
口コミで確認できること
口コミをチェックすると、こんなことを確認できる場合があります。
- 実際のクリーニングの仕上がり具合
- 作業員の技術力や丁寧さ
- 作業前後の養生や清掃の徹底度
- エアコンの破損や不具合の有無
- 段取りや作業時間の適切さ
以下のような、顧客対応の質を知ることもできるでしょう。
- 問い合わせ時の対応の速さや丁寧さ
- 作業員の挨拶、説明、コミュニケーション能力
- 疑問点や要望への対応力
- 万が一、トラブルが発生したときの対応
口コミの内容だけでなく、同時に悪い口コミへの返信や改善姿勢もチェックしておきましょう。その業者がどれだけ顧客に向き合い、信頼を築いているかが見えてきます。
チェック時の注意点
口コミをチェックする際は、以下に注意していただくとよいでしょう。
- 複数の情報源を確認する
- よい評価と悪い評価のバランスを確認する
- 悪い評価への対応を確認する
- できるだけ、新しい口コミを見る
口コミは、特定のサイトだけでなく、複数の情報源を確認することが大切です。SNSだけでなく、Googleマップの口コミや、エキテンなどの口コミサイトも活用しましょう。
高評価ばかりの業者(とくに内容が具体性を欠いている場合)は注意が必要です。サクラの利用や、業者側が都合の悪い口コミを削除している可能性もゼロではありません。
悪い口コミも、情報の宝庫です。以下を確認してみましょう。
- どのようなトラブルがあったのか
- 業者側がどのように返信しているか
- 謝罪や改善策を提示しているか?
- 顧客に対して誠実な姿勢が見られるか?
悪い口コミが全くない業者よりも、悪い口コミに真摯に対応している業者のほうが、トラブル時の対応に期待が持てます。
テンプレート的な返信ではなく、個別の問題に対して具体的に対応しようとしている業者を選ぶとよいでしょう。
最近の口コミを確認することも大切です。最近の口コミが少ない場合は、サービスの質が変わっている可能性や、現在の状況を反映していない可能性があります。
口コミは、業者に対する生の感想として非常に価値のある情報源です。しかし、その全てを鵜呑みにするのではなく、上記のような注意点を踏まえて冷静に分析することが重要です。
まとめ:エアコンクリーニングは必要性を見極めて賢く活用を
エアコンクリーニングは単なるコストではなく、快適さ・健康・省エネを維持するための投資です。ただし、決まったタイミングで実施するのではなく、その時々で必要性を判断することが大切です。
普段のフィルター清掃を丁寧におこない、体調や電気代の変化に注意を払うことで、最適なタイミングの判断ができます。「プロによる分解洗浄が必要!」のサインを見逃さないようにしましょう。
あなたも、まずは今すぐできるお手入れから始めてみませんか?カビの繁殖や電気代の上昇に気づいたら、ぜひ専門業者のエアコンクリーニングをご活用ください。
神奈川県でエアコンクリーニング業者をお探しでしたら、年間実績1000台超えの「ハウスエイト」にご相談ください。詳しい情報は、以下のページでご確認いただけます。
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ハウスエイトの
エアコンクリーニング紹介
この記事の監修者

株式会社my connect(ハウスエイト)
代表取締役
会社概要 »
経歴:平成26年にハウスエイトを設立し横浜市や藤沢市を中心に神奈川県エリアで、エアコンクリーニングやキッチン・お風呂などのお掃除をするハウスクリーニング業に従事。
経験を活かし、プロの目線で、汚れのことやお掃除に関するお悩みの解決方法をブログで紹介しております。
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